
目次
今日のテーマ:
「触れずに“形”を観察してみよう(見た目の印象)」
ワークの目的:
わたしたちは日々、多くの“かたち”に囲まれて生活しています。
でも、その形をじっくり「見る」ことは、意外と少ないかもしれません。
今日は、「触れずに見る」ことに集中して、
目の前にあるものの形、輪郭、曲線や角、バランスを静かに観察してみましょう。
ただ見ているだけなのに、心がととのうような感覚が生まれるかもしれません。
“見る”という行為にも、深い気づきの力があります。
今日の問い:
今日、あなたが“見た目の形”に惹かれたものは何でしたか?
その形から、どんな印象や感情がわいてきましたか?
たとえば…
- コーヒーカップの丸みが、手にしっくりきそうだと感じた
- ベンチの背もたれの曲線が、やさしく感じられた
- 雲の形が動物みたいで、ちょっと笑ってしまった
- 建物の直線的なデザインが、きびきびした印象だった
- 葉っぱのふちのギザギザが、リズムのように見えた
見るだけでも、私たちの感性はちゃんと働いています。
「この形が好き」「この形は苦手」――その反応を味わってみましょう。
書き方の例:
「道ばたで見かけた、小さな石。
三角でも四角でもなく、なんともいえない丸み。
見ているうちに、“これまでに何度も誰かに踏まれたり、転がったりしてきたんだろうな”と思った。
触れていないのに、“やわらかそう”とか“重たそう”とか、感じている自分が面白かった。」
“見るだけ”の観察にも、想像や感情は動きます。
そこには、ものと心をつなぐ見えない対話があるのかもしれません。
今日は、触れずに形だけを観察してみてください。
その“形の印象”が、あなたの内側にどんな風景を広げるか、静かに味わってみましょう。

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