7月20日 静岡県・寸又峡――夢の吊橋と、エメラルドの記憶

静岡県・寸又峡
日本紀行
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はじめに:心に残る“夢の風景”を探しに

静岡県・川根本町にある寸又峡(すまたきょう)は、南アルプスの山あいにたたずむ静かな渓谷。
その象徴が「夢の吊橋」。名前のとおり、渡る人の心に不思議なときめきを残す場所です。

7月の夏、深い緑と涼風に包まれながら、そこに広がっていたのは、まるで記憶の中にしか存在しないような光景でした。


寸又峡と夢の吊橋――心を揺らす自然の舞台

山深い谷に架かる“夢の一本道”

夢の吊橋は、長さ90m・高さ約8m
大間ダム湖に架かり、湖面のエメラルドグリーンが真下に広がる絶景の橋。
1人ずつしか歩けない細い板橋を、そっと一歩ずつ進むことで、自分の鼓動と対話する時間が生まれます。

エメラルド色の水と、揺れる足元

湖の色は、光の加減や天候で青から緑へと微妙に変化
橋を渡りながら見下ろすと、まるで「水の記憶」に吸い込まれていくような錯覚を覚えます。


風に揺れる橋の上で、心が澄んでいく

自然と静けさだけの時間

橋の中央に立ったとき、周囲の音は風と鳥の声だけ。
人の話し声が遠ざかり、自分と自然だけの静けさが広がります。
何も考えず、ただ立ち止まり、見つめる時間――それが、寸又峡の本当の魅力です。

森と水がつくる“癒しの力”

深い森の香りと、時おり聞こえる水の落ちる音。
五感がやさしく刺激されていく感覚は、日常で失われがちな感受性をそっと呼び戻してくれます。


今日のひとこと:記憶に残る景色は、心の静けさから生まれる

今日は、「自分の記憶に触れる」日。

夢の吊橋が印象に残るのは、景色の美しさだけでなく、そのときの“心の状態”を映し出す鏡のような存在だから。

何を考えていたか、どんな想いを抱えていたか――
その風景のなかで、ふと立ち止まったあなたの心は、きっと何かを覚えているはずです。


【まとめ】

  • 寸又峡は、自然と静寂が共演する“記憶に残る旅先”
  • 夢の吊橋は、美しさと揺らぎが共存する、唯一無二の体験スポット
  • 夏の山あいは涼しく、歩くだけで心と身体が整う。
  • 自然のなかで生まれる“記憶”は、人生の節目に寄り添ってくれる贈り物。
静岡県・寸又峡
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