9月16日の花:(薊/Cirsium)

アザミ(薊/Cirsium)
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アザミ(薊/Cirsium)

【タイトル】9月16日の花:アザミ
【ディスクリプション】アザミは、鋭いトゲと美しい花を併せ持つ野生的な花。人を寄せつけないようでいて、繊細な魅力を秘めたその姿は、“強さの中のやさしさ”を感じさせます。
【キーワード】アザミ, 薊, 野の花, 秋の花, 花言葉, トゲのある花, 生命力, 日本の草花


花言葉

「独立」「報復」「厳格」「触れないで」

鋭いトゲを持つことから、自己防衛のイメージを含んだ花言葉が多く見られます。一方で、その中にひそむ「強さ」や「誇り高さ」も象徴しています。


説明

アザミは、野原や山道などに自生する多年草のキク科植物です。
葉や茎には鋭いトゲがあり、うかつに触れると痛みを伴うこともあります。
しかし、その先に咲く花は紫色を中心とした美しい姿で、まるで強さの中に隠されたやさしさのよう。

夏から秋にかけて開花し、蜜を求めて蝶や蜂などが多く訪れる、自然とのつながりを感じさせる花です。


基本情報

学名:Cirsium spp.
分類:キク科・アザミ属
原産地:日本、ユーラシア大陸
開花時期:5月〜10月(種により異なる)
花色:紫、ピンク、白など
草丈:30cm〜1m以上(品種による)


特徴

  • 葉や茎に鋭いトゲを持ち、防御本能の強い植物
  • 花は繊細で美しく、丸くふわりとした球状
  • 種類が豊富で、日本には100種以上の在来種が存在
  • 野生の強さと美しさを併せ持つ野草の代表格

名前の由来

「アザミ(薊)」という名は、「傷む・痛む」を意味する古語「あざむ」から転じたともいわれます。
そのトゲの痛みが由来となっており、人を簡単には寄せつけない花というイメージに重なります。


日本文化との関わり

  • 古くから民間薬としても利用され、健胃作用などが知られていました
  • 和歌や俳句にも詠まれ、「さびしさ」「孤高」の象徴として登場
  • スコットランドでは国花としても有名で、「不屈の精神」を象徴しています

まとめ

アザミは、見た目の厳しさの奥に秘めた美しさと生命力を持つ花です。
人に媚びることなく、自然の中で自らを守りながら咲き誇るその姿は、
現代の私たちにも「自分を大切にする強さ」を静かに語りかけてくれるでしょう。

――強さとは、優しさを守るためのもの。

アザミ(薊/Cirsium)
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