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佐賀県・唐津――玄界灘に舞う大凧の空
佐賀県唐津市浜玉町では、5月初旬になると恒例の「浜崎の凧あげ」が行われます。玄界灘から吹く初夏の風にのせて、畳ほどもある巨大な凧が空へと揚がっていく光景は圧巻です。
唐津の凧は、武者絵や龍、家紋などが描かれた「武者凧」が主流。地域の人々がそれぞれの家や子どもの成長を願って凧をあげる伝統は、今も脈々と受け継がれています。
大空を悠々と泳ぐ凧の姿には、誇りと希望、そして自然とともに生きる強さが込められているようです。凧の尾が風を切る音とともに、地元の人々の笑顔が広がっていきます。
この行事は観光客も参加でき、風とたわむれるひとときが、子どもたちにも大人たちにも貴重な思い出となります。
今日は、風に自分の願いをのせてみてはどうでしょうか。
高く舞う凧のように、あなたの想いも空へ届くかもしれません。
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