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タマリンド(Tamarindus indica)
【タイトル】8月18日の花:タマリンド
【ディスクリプション】タマリンドは、東南アジアやインドを中心に愛される果実。甘酸っぱい味わいが特徴で、料理やお菓子、薬用としても重宝されてきた“万能の実”です。
【キーワード】タマリンド, 熱帯果樹, スパイス, 甘酸っぱい果実, 食用植物, インド料理, アーユルヴェーダ, 健康食品
● 植物の名前と花言葉(※花言葉は一般的でないため、象徴的な意味を記載)
花言葉の代替的意味:「健康と活力」「調和」「自然の恵み」
→ 世界各地で食・薬・文化を支える存在として知られています。
● 説明
タマリンドは、マメ科に属する熱帯性の常緑高木で、15〜20mにも成長する大きな木です。
果実は茶色のサヤに包まれたペースト状の果肉を持ち、甘酸っぱく濃厚な味わいが特徴。
熟した果肉は東南アジアや中東、アフリカ、カリブ諸国などで調味料・ジュース・デザート・薬として幅広く利用されています。
特にインド料理のチャツネや東南アジアのスープに欠かせない素材です。
● 基本情報
学名:Tamarindus indica
分類:マメ科・タマリンド属
原産地:アフリカのスーダン周辺(のちインドなどアジアへ広がる)
開花時期:5月〜8月(地域により異なる)
果実の収穫期:晩夏〜秋
花色:黄色に赤褐色の筋がある小花
樹高:10〜20m程度(熱帯では巨木に育つことも)
● 特徴
- 果実は甘味・酸味・コクがあり、さまざまな料理に使える
- ビタミンB群やカリウム、食物繊維が豊富で栄養価が高い
- アーユルヴェーダや民間療法でも使用される
- 木全体が強く、街路樹や防風林としても利用される
● 名前の由来
「Tamarind」は**アラビア語の「タマル・ヒンディ(インドのナツメヤシ)」**に由来。
実際にはナツメヤシとは異なるが、果実の形や利用方法が似ていたことから名付けられました。
● 世界での利用文化
- インド料理:サンバル・チャツネなどの酸味素材
- タイ料理・ベトナム料理:トムヤムスープなどで深みのある味に
- 中南米・カリブ:ジュースやキャンディとして親しまれる
- アフリカ・中東:古来から整腸・消炎作用をもつ薬用果実として使われる
● まとめ
タマリンドは、味・健康・文化を支える多機能な果実です。
その甘酸っぱい風味は、世界中の料理に奥行きを与え、健康面でも注目されています。
一本の木に、食・薬・景観の魅力が詰まったタマリンドは、まさに自然からの贈り物といえるでしょう。

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