【日本紀行】– category –
日本紀行Travels in Japan
わたしたちの住む、日本各地を紹介します。
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8月2日 秋田県・大曲――水面を染める花火と、夜空の祈り
【Info】 2025年の大曲の花火大会は、8月30日(土)に秋田県大仙市の雄物川河川敷で開催されるとJTB Media発表されています。全国から花火師が集まり、花火の出来栄えを競います。 詳細: 開催日:2025年8月30日(土) 場所:秋田県大仙市 雄物川河川敷 正式名称:... -
7月27日 青森県・弘前市――ねぷたの灯と、眠らぬ夏の夜
【はじめに:眠れない夜に、心を燃やす】 7月の終わり、青森県・弘前市に夜の熱気が灯り始めます。街のあちこちから聞こえる太鼓と笛の音、ゆっくりと進む巨大な武者絵ねぷた。これは、東北の夏を象徴する「弘前ねぷたまつり」のはじまりの合図。 日が沈ん... -
7月26日 熊本県・菊池渓谷――水の楽園と、ひとときの涼
【はじめに:涼を求めて、森と水の国へ】 真夏の熊本。街の熱気から少しだけ足を延ばして、たどり着いたのは、水と緑の清涼地・菊池渓谷(きくちけいこく)。阿蘇外輪山の北西に位置するこの場所は、天然のクーラーと称されるほど、夏でも涼しく、心も身体... -
7月20日 静岡県・寸又峡――夢の吊橋と、エメラルドの記憶
【はじめに:心に残る“夢の風景”を探しに】 静岡県・川根本町にある寸又峡(すまたきょう)は、南アルプスの山あいにたたずむ静かな渓谷。その象徴が「夢の吊橋」。名前のとおり、渡る人の心に不思議なときめきを残す場所です。 7月の夏、深い緑と涼風に包... -
7月19日 鳥取県・浦富海岸――青く透きとおる海と、自由のかたち
【はじめに:透明な海に導かれて】 山陰地方、鳥取県岩美町にある浦富海岸(うらどめかいがん)。日本海に面しているとは思えないほどの透明度を誇り、「山陰の松島」とも称される自然の宝庫です。 7月中旬、陽射しがまぶしく照りつける季節――岩と白砂、青... -
7月13日 石川県・白山白川郷ホワイトロード――深緑の峡谷と、風の声
【はじめに:夏の森が語る、静けさの物語へ】 石川県と岐阜県を結ぶ白山白川郷ホワイトロードは、全長約33kmにわたる山岳ドライブコース。標高1,000メートルを超える山々を貫くこの道は、7月中旬、深い緑と水の音、そして風の通り道となります。 都市の喧... -
7月12日 福島県・会津若松――夏草の鶴ヶ城と、静かな誓い
【はじめに:歴史が息づく夏の城下町へ】 会津若松――福島県西部に位置する、歴史と武士道の香りが残る町。その中心にあるのが、白亜の名城・鶴ヶ城(つるがじょう)です。7月の陽射しに照らされた天守と、その周囲を彩る夏草の緑。その静かな対比は、まる... -
2025年7月6日 新潟県・佐渡島――海に浮かぶたらい舟と、波間の記憶
【はじめに:海とともに生きる島へ】 日本海に浮かぶ新潟県・佐渡島(さどがしま)は、かつて「流人の島」と呼ばれた歴史と、豊かな自然を抱く島。中でも有名なのが、桶のような形をした“たらい舟”。のんびりとしたその光景は、どこか懐かしく、時間の流れ... -
7月5日 長野県・上高地――夏霧にけぶる梓川と、朝の目覚め
【はじめに:夏の旅、静かな始まりを探して】 日本の夏には、にぎやかな祭りや青空の海もいいけれど、静かに心がほどけていく「朝の時間」もまた格別です。今回訪れたのは、長野県・上高地。梅雨の終わり、夏の始まりを告げるその地には、霧に包まれた幻想... -
6月29日 福井県・大野市――水と霧に包まれた天空の城と城下町
【6月29日 福井県・大野市――水と霧に包まれた天空の城と城下町】 福井県・大野市にある**越前大野城(えちぜんおおのじょう)**は、朝霧に浮かぶ姿から「天空の城」としても知られる名城です。秋の雲海が有名ですが、梅雨の終わり頃にも霧が立ちこめやす... -
6月28日 鳥取県・大山――ブナの森をわたる涼風と、緑の静けさ
【6月28日 鳥取県・大山――ブナの森をわたる涼風と、緑の静けさ】 鳥取県・大山(だいせん)は、中国地方最高峰の名峰にして、古来より「伯耆富士(ほうきふじ)」とも呼ばれる美しい山。6月下旬の大山は、深いブナ林が蒸し暑さをやさしく遮る、天然の涼風... -
6月22日 長野県・戸隠――杉並木の参道と、霧に浮かぶ静謐
【6月22日 長野県・戸隠――杉並木の参道と、霧に浮かぶ静謐】 長野県・長野市戸隠(とがくし)は、古くから修験の地として知られる霊山のふもと。中でも戸隠神社・奥社(おくしゃ*へと続く参道は、200本を超える杉の大木が並び立つ、神秘的な道のりです。 ... -
6月21日 静岡県・三保松原――夏至の光と富士を望む浜辺
【6月21日 静岡県・三保松原――夏至の光と富士を望む浜辺】 静岡県・静岡市清水区にある三保松原(みほのまつばら)は、世界文化遺産・富士山の構成資産にも登録された名勝地。約7kmにわたって松林が続き、晴れた日には松越しに富士山が海の彼方にくっきり... -
6月15日 京都府・宇治市――雨にけむる平等院と、時間の静寂
【6月15日 京都府・宇治市――雨にけむる平等院と、時間の静寂】 京都府・宇治市にある*平等院鳳凰堂(びょうどういん ほうおうどう)は、藤原時代の浄土庭園を今に伝える世界遺産。十円硬貨でもおなじみのこの建物は、雨の季節になると、いっそう幻想的な... -
6月14日 神奈川県・鎌倉市――紫陽花に包まれる明月院ブルー
【6月14日 神奈川県・鎌倉市――紫陽花に包まれる明月院ブルー】 神奈川県・鎌倉市の明月院(めいげついん)*は、6月になると“あじさい寺”と呼ばれるほどに青の世界に包まれます。境内に咲く約2,500株ものあじさいの大部分が、澄んだ青色で統一されており、... -
6月8日 山形県・山寺(立石寺)――雨にけむる石段と静けさの風景
【6月8日 山形県・山寺(立石寺)――雨にけむる石段と静けさの風景】 山形県・山寺(やまでら)こと立石寺(りっしゃくじ)は、「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という芭蕉の句でも知られる、東北屈指の霊場。山肌に沿って築かれた1,000段を超える石段を登り... -
6月7日 岐阜県・郡上八幡――水と音が生きる城下町
【6月7日 岐阜県・郡上八幡――水と音が生きる城下町】 岐阜県・郡上八幡(ぐじょうはちまん)は、「水のまち」として知られる風情ある城下町。町を流れる清らかな吉田川(よしだがわ)と、路地裏の用水路「やなか水のこみち」は、どこを歩いても水の音が寄... -
6月1日 香川県・小豆島――オリーブの白い花と、静けさの海
【6月1日 香川県・小豆島――オリーブの白い花と、静けさの海】 瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島(しょうどしま)は、「日本の地中海」とも呼ばれる穏やかな気候と、美しい景観に恵まれた島。特にこの島は、国産オリーブ栽培の発祥地として知られ、丘陵地に... -
埼玉県・加須市――大空に舞うジャンボこいのぼり
【埼玉県・加須市――大空に舞うジャンボこいのぼり】 埼玉県加須市は、こいのぼりの生産地として全国的に知られています。こどもの日のこの日、全長100メートルを超える「ジャンボこいのぼり」が大空へと揚げられる一大イベントが開催されます。 この巨大こ... -
高知県・四万十市――鮎漁解禁、清流の季節始まる
【高知県・四万十市――鮎漁解禁、清流の季節始まる】 「日本最後の清流」と称される四万十川では、5月上旬に鮎漁が解禁されます。川岸に立ち、網を投げる漁師たちの姿が、初夏の風物詩となっています。 解禁日には、地元の人々が集まり、鮎を囲んだ炭火焼の...
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