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シスタス(Cistus/別名:バイブルプラント)
【タイトル】8月4日の花:シスタス
【ディスクリプション】シスタスは、地中海の陽光を思わせるナチュラルな美しさが魅力の花。香り高く歴史ある花は、心に癒しと落ち着きをもたらしてくれます。
【キーワード】シスタス, バイブルプラント, 夏の花, 地中海植物, ハーブ, 香りの花, ロックガーデン, 一日花, 8月の花
花言葉
「人気」「安らぎ」「心の癒し」
軽やかで優しい花姿は、見る人の心をそっと和ませるよう。乾いた土地でも咲く強さと、一日で散る儚さを併せ持つ神秘的な花です。
説明
シスタスは地中海沿岸原産の常緑低木で、紙のように薄く繊細な花びらを持つ花を咲かせます。白やピンク、赤紫系のやさしい色合いが多く、一日花でありながら毎日咲き続けるため、観賞期間は意外と長く楽しめます。
また、葉には芳香性の樹脂を含み、「ラブダナム」と呼ばれる香料の原料として、古代から重宝されてきました。
基本情報
学名:Cistus spp.
分類:ハンニチバナ科・シスタス属(※分類は変更される場合あり)
原産地:地中海沿岸
開花時期:5月〜8月
花色:白・ピンク・紫・赤紫など
草丈:50cm〜1.5m程度
特徴
- 一日でしぼむが連日咲き続けるため、長く楽しめる
- 葉や茎に芳香性の樹脂があり、香り高い
- 乾燥に強く、ロックガーデンに適する
- 花びらの中央に斑点模様が入る品種も多く、個性的な姿が魅力
名前の由来
「Cistus」はギリシャ語で「箱」を意味し、種子のさやの形に由来します。
「バイブルプラント」という別名は、**旧約聖書に登場する香料「ラブダナム」**をこの植物から採ったことに由来します。
歴史と文化
- 古代ギリシャ・ローマでは薬草や香料として使用されていた
- 香水やアロマ、宗教的儀式にも用いられた
- 現代では自然派スキンケアやアロマの原料として人気
まとめ
シスタスは、ナチュラルかつ神秘的な魅力を持つ夏の花。
一日で咲いては散る花が、瞬間の美しさと静けさを教えてくれます。
夏の庭に、古代の香りと癒しを運んでくれる一輪として迎えてみてはいかがでしょうか。

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