8月20日の花:ホオズキ

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季節の花だより
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ホオズキ(鬼灯/Physalis alkekengi var. franchetii)

【タイトル】8月20日の花:ホオズキの花:ホオズキ
【ディスクリプション】ホオズキは、夏の風物詩として知られる美しい赤い袋状の果実。お盆の飾りや風鈴のような見た目が、どこか懐かしい日本の夏を思い出させてくれます。
【キーワード】ホオズキ, 鬼灯, 夏の花, お盆, 和の植物, 観賞用植物, 風物詩, 花言葉

● 花言葉

「偽り」「ごまかし」「自然美」
→ 中が空洞であることから「偽り」の意味もありますが、繊細な美しさは「自然美」として親しまれています。

● 説明

ホオズキはナス科の多年草で、夏になると小さな白い花を咲かせたあと、赤く色づいた袋状の「がく」がふくらみ、まるでランタンのような姿になります。

この袋の中には赤く丸い実があり、見た目の面白さから観賞用として人気。特にお盆の飾りや、浅草の「ほおずき市」など、夏の風物詩として定着しています。

また、子どもの遊び道具(音を鳴らす・ふくらませる)としても親しまれてきました。

● 基本情報

学名:Physalis alkekengi var. franchetii
分類:ナス科・ホオズキ属
原産地:東アジア・日本など
開花時期:6月~7月(実は7月~8月に熟す)
花色:白(花)、橙赤(果実を包むがく)
草丈:40〜80cm程度

● 特徴

  • 白い小さな花のあと、袋状のがくがふくらみ、橙赤色に熟す
  • 袋の中に丸い果実(種)ができ、熟すと観賞用・食用・薬用に
  • 加熱してジャムにする、または乾燥して生薬にする地域もあり
  • 中の実が鳴るように加工して遊ぶ風習

● 名前の由来

「ホオズキ」は、実を口に含んで鳴らす遊びから「頬突き」とも、「赤く灯る火」に見立てて「鬼灯(ほおずき)」とも書かれます。

● 日本文化との関わり

  • お盆の精霊を導く灯りとして飾られることが多い
  • 東京・浅草寺の「四万六千日(しまんろくせんにち)」に合わせて開催される**「ほおずき市」**が有名
  • 夏の季語として俳句や短歌にもよく詠まれる

● まとめ

ホオズキは、日本の夏を象徴する植物の一つです。
鮮やかな赤い袋状の果実は、見て楽しく、飾って美しく、どこか郷愁を感じさせてくれます。
お盆の飾りや夏の風景に欠かせない一輪として、これからも人々の記憶と共に息づいていくでしょう。

ホオズキ
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