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貝母(バイモ/Fritillaria verticillata var. thunbergii)
【タイトル】
2月7日の花:貝母(バイモ/Fritillaria verticillata var. thunbergii)
【ディスクリプション】
貝母(バイモ)は、春に淡い黄緑色の花を下向きに咲かせるユリ科の多年草。花弁に入る市松模様が特徴で、古くから薬用植物・観賞植物として親しまれてきました。楚々とした姿が和の庭や山野草として好まれる、日本的な趣をもつ花です。
【キーワード】
貝母, バイモ, Fritillaria, 春の花, 山野草, 多年草, ユリ科, 和の花, 薬用植物, 季節の花
花言葉
- 「威厳」
- 「謙虚」
- 「才能」
うつむいて咲く控えめな花姿と、内に秘めた独特の美しさから、このような花言葉がつけられています。
説明
貝母は、ユリ科バイモ属の多年草で、中国原産の植物です。日本へは古くに薬用植物として渡来し、のちに観賞用としても栽培されるようになりました。
3月〜4月頃、細い茎の先に淡黄緑色の鐘形の花を一輪咲かせます。花弁の内側には紫褐色の市松模様が入り、近くで見るほど繊細な美しさが際立ちます。草丈は40〜70cmほどで、細長い葉を輪生させるのも特徴です。
地下には鱗茎(りんけい)をもち、この形が二枚貝に似ていることから「貝母」の名が付けられました。鱗茎は漢方薬としても利用されます。
基本情報
- 学名:Fritillaria verticillata var. thunbergii
- 分類:ユリ科・バイモ属
- 原産地:中国
- 開花時期:3月〜4月
- 花色:淡黄緑色(内側に紫褐色の模様)
- 草丈:40〜70cm程度
特徴
- 下向きに咲く鐘形の花
- 花弁に市松模様が入る独特の姿
- 山野草や和風庭園によく合う
- 鱗茎は漢方薬「貝母(バイモ)」として利用される
- 半日陰で育ちやすい
名前の由来
「貝母(バイモ)」は、地下の鱗茎が二枚貝を合わせたような形をしていることに由来します。属名 Fritillaria はラテン語で「さいころ箱」を意味し、花の模様にちなむとされています。
日本文化との結びつき
- 薬草として古くから栽培・利用されてきた
- 山野草愛好家に人気の観賞植物
- 茶花や和風庭園に用いられ、静かな趣を添える
- 俳句や随筆にも登場する、春の控えめな花
まとめ
貝母は、派手さはないものの、近づくほどに美しさが伝わる奥ゆかしい春の花です。市松模様の花と下向きに咲く姿は、日本人の美意識とも深く響き合います。薬用としての歴史も併せ持ち、自然と暮らしを静かにつなぐ存在として、今も大切に育てられています。


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