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ミセバヤ(見せばや/Hylotelephium sieboldii)
【タイトル】10月14日:ミセバヤ(見せばや/Hylotelephium sieboldii)
【ディスクリプション】ミセバヤは、淡いピンクの小花が集まって咲く多肉質の山野草。「誰かに見せたいほど美しい」という名の由来をもつ、日本的な風情を感じさせる植物です。
【キーワード】ミセバヤ, 見せばや, 秋の花, 山野草, 多肉植物, 和の植物, 花言葉, 日本の花, 庭植え, 野趣
花言葉
「つつましさ」「静寂」「平穏」
可憐で控えめな姿が、心の落ち着きや慎ましい美を象徴しています。
説明
ミセバヤは、ベンケイソウ科の多年草で、多肉質の丸い葉と淡いピンクの花が特徴です。秋になると小さな星形の花を密集させて咲き、群れ咲く姿がとても可憐です。
名前の「見せばや」は、『誰かに“見せたい”ほど美しい花』という意味の古語から来ています。平安時代の和歌にも登場するほど古くから愛されてきた日本の花です。
基本情報
- 学名:Hylotelephium sieboldii(旧Sedum sieboldii)
- 分類:ベンケイソウ科・ムラサキベンケイソウ属
- 原産地:日本(本州・四国・九州)
- 開花時期:9月〜11月
- 花色:淡いピンク
- 草丈:10〜20cm程度
特徴
- 丸くて肉厚な葉がかわいらしく、銀青色の葉が特徴的
- 秋に小花が集まって咲く姿が可憐
- 草丈は低く、鉢植えやロックガーデンに適している
- 強健で乾燥に強く、手入れが簡単
名前の由来
「見せばや」とは、「誰かに見せたい」「見せたいものだなぁ」という意味の古語です。平安時代の和歌に詠まれ、その名が花の美しさを物語っています。
日本文化との結びつき
- 平安時代から歌に詠まれ、風流な花として愛されてきた
- 茶花としても好まれ、秋の侘び寂びを感じさせる存在
- 山野草愛好家の間では「秋を告げる可憐な花」として人気
まとめ
ミセバヤは、「見せたいほど美しい」という名の通り、素朴でありながら人の心を惹きつける秋の草花です。古代から歌に詠まれ、日本文化と深く結びついてきたその姿は、静かな秋の日にぴったりの風情を漂わせます。

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