
エンゼルストランペット(Angel’s Trumpet/Brugmansia)
【タイトル】夜に香る大きな花:エンゼルストランペット
【ディスクリプション】エンゼルストランペットは、大きなラッパ状の花が下向きに咲く南米原産の花木。甘く強い香りを夜に漂わせ、庭や街角を幻想的に彩ります。
【キーワード】エンゼルストランペット, Brugmansia, 夜に香る花, ラッパ状の花, 有毒植物, 夏の花, 南米原産, 観賞用
花言葉
「愛敬」「偽りの魅力」「変装」
見た目は華やかで美しいものの、有毒性を持つことから「美しさと危うさ」を象徴する花言葉が与えられています。
説明
エンゼルストランペットは、南米アンデス地方原産のナス科の低木または高木で、園芸品種として世界中で広く栽培されています。
大きなラッパ状の花が特徴で、花径は20〜30cmにもなり、下向きに咲く姿が天使のラッパに例えられています。
特に夜になると強い甘い香りを放ち、夏の夜気に漂うその芳香は幻想的な雰囲気をつくります。花色は白・黄・ピンク・オレンジなど多彩で、庭木や鉢植えとしても人気です。
ただし全草にアルカロイド系の有毒成分を含み、誤食は危険なため、観賞の際には注意が必要です。
基本情報
- 学名:Brugmansia spp.
- 分類:ナス科・ブルグマンシア属
- 原産地:南アメリカ(アンデス山脈地域)
- 開花時期:初夏〜秋(6月〜10月)
- 花色:白、黄、オレンジ、ピンクなど
- 樹高:1.5〜3m(条件によってはさらに大きく育つ)
特徴
- 花径20〜30cmもの大きなラッパ状の花を咲かせる
- 夜に甘い強い香りを放つ
- 熱帯・亜熱帯では常緑、日本では冬に落葉することもある
- 観賞価値は高いが、全草有毒
名前の由来
「エンゼルストランペット(Angel’s Trumpet)」は、下向きに咲く大きな花を天使が吹くラッパに見立てた英名に由来します。
学名「Brugmansia」は、オランダの植物学者ブルグマン(S. J. Brugmans)にちなんで命名されました。
日本文化との結びつき
日本でも観賞用として広く庭に植えられ、夏から秋にかけての夜を幻想的に彩ります。近年は「毒草図鑑」などでも取り上げられることが多く、美と毒を併せ持つ花として独特の存在感があります。
まとめ
エンゼルストランペットは、華やかさと危うさをあわせ持つ神秘的な花木。
夜に漂う香りと大輪の花姿は、見る人に強い印象を残します。
ただし有毒性を忘れず、観賞専用として安全に楽しむことが大切です。

コメント