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カイザイク(貝細工/Helichrysum bracteatum)
【タイトル】9月22日の花:カイザイク(貝細工/Helichrysum bracteatum)
【ディスクリプション】カイザイクは、紙細工のようにカサカサとした質感の花びらを持ち、乾いても色褪せない美しさが魅力の花。ドライフラワーとしても人気で、秋の彩りにぴったりの存在です。
【キーワード】カイザイク, 貝細工, ヘリクリサム, ドライフラワー, 秋の花, 長く咲く花, 色褪せない, 紙細工の花
花言葉
「永遠の記憶」「不滅の愛」「いつまでも続く喜び」
乾いても美しさが長く残る姿から、永遠や不変の象徴としての花言葉がついています。
説明
カイザイクは、花びらのように見える部分がじつは“苞(ほう)”と呼ばれる葉の変形で、光沢のある紙のような質感を持っています。その独特の触り心地と美しさから「貝細工」や「ムギワラギク(麦藁菊)」とも呼ばれます。
咲いている時もドライにしても色がほとんど変わらず、アレンジメントやリースに用いられることが多いのが特徴です。夏から秋にかけて長く咲き、花壇や切り花としても人気があります。
基本情報
- 学名:Helichrysum bracteatum(現在の分類では Xerochrysum bracteatum)
- 分類:キク科・ヘリクリサム属(あるいはキセロクリスム属)
- 原産地:オーストラリア
- 開花時期:6月〜10月
- 花色:黄・橙・赤・白・ピンクなど
- 草丈:30〜100cm程度
特徴
- カサカサした独特の手触りと光沢のある見た目
- 花もちが非常によく、ドライフラワー向き
- 高温や乾燥にも強く、夏〜秋の花壇にもぴったり
- 咲いたまま自然乾燥させるだけで美しい状態を保てる
名前の由来
「貝細工」は、硬質で光沢のある花が、まるで貝殻や細工物のように見えることに由来します。英名の「Strawflower(ストローフラワー)」や和名の「ムギワラギク」も、麦藁のような質感に由来します。
日本文化との結びつき
- 洋花としての印象が強いが、園芸愛好家には古くから親しまれている
- ドライフラワーアレンジの定番として、近年再注目されている
まとめ
カイザイクは、その「色褪せない美しさ」で、多くの人の記憶に残る花です。
見た目の華やかさだけでなく、ドライにしても変わらぬ姿は、「時間を超える彩り」を私たちに届けてくれます。秋の訪れとともに、ぜひ身近に置いてみたい草花のひとつです。

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