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キョウチクトウ(夾竹桃/Nerium oleander)
【タイトル】8月9日の花:キョウチクトウ
【ディスクリプション】キョウチクトウは、真夏の強い日差しの中でも鮮やかに咲き誇る花。竹のような葉と桃のような花を併せ持つ、生命力に満ちた存在です。
【キーワード】キョウチクトウ, 夾竹桃, 夏の花, 強い花, 8月の花, 花言葉, 公園樹, 有毒植物, ピンクの花
花言葉
「注意」「用心」「危険な愛」「油断大敵」
強い毒性を持ちながらも美しい花を咲かせるキョウチクトウは、魅惑と警戒心が入り混じった象徴的な存在です。
その花言葉は、美しさの裏に潜む危うさを物語っています。
説明
キョウチクトウは、炎天下でも元気に咲く夏の代表花のひとつです。
竹のように細長い葉と、桃の花を思わせる鮮やかな花を併せ持つことから「夾竹桃」という名がつけられました。
ピンク・白・赤などの花色があり、日本各地の公園・道路沿い・学校などに植栽されるほど丈夫で育てやすい樹木です。
ただし、全草に強い毒性があるため、取り扱いや剪定時には注意が必要です。
基本情報
学名:Nerium oleander
分類:キョウチクトウ科・キョウチクトウ属
原産地:地中海沿岸〜インド
開花時期:6月〜10月
花色:ピンク、白、赤など
樹高:2〜5mほど(低木〜中木)
特徴
- 乾燥や暑さ、大気汚染にも強く、都市部にも適応
- 花は5弁で、房状に次々と咲く
- 街路樹や公園樹として広く植えられている
- 毒性があるため、誤食や樹液の接触には注意が必要
名前の由来
「夾竹桃(キョウチクトウ)」という名は、竹のような葉と桃のような花を併せ持つことに由来しています。
漢字の響きにも優雅さがあり、その一方で警戒心を促す植物としての側面も持ちます。
日本での親しまれ方
- 昭和期から街路樹・公園樹として多用されてきた
- 被爆地・広島でもいち早く咲いたことから「復興の花」としても知られている
- 学校や公共施設でもよく見かける、夏の定番花木
まとめ
キョウチクトウは、真夏の陽射しにも負けない強さと美しさを併せ持つ植物。
その姿には、「逆境のなかでも咲く生命力」と、「美しさの裏にある注意」が込められています。
見る者の心に、慎重さと力強さの両方を思い起こさせる存在です。

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