6月7日 岐阜県・郡上八幡――水と音が生きる城下町

岐阜県・郡上八幡
日本紀行
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6月7日 岐阜県・郡上八幡――水と音が生きる城下町

岐阜県・郡上八幡(ぐじょうはちまん)は、「水のまち」として知られる風情ある城下町。町を流れる清らかな吉田川(よしだがわ)と、路地裏の用水路「やなか水のこみち」は、どこを歩いても水の音が寄り添ってくるような感覚を味わわせてくれます。

6月の郡上では、雨が降ってもそれが景色の一部になります。
石畳に落ちる雨粒、軒先をつたうしずく、水路に広がる波紋。すべてが静かなリズムでまとまり、まるでこの町全体がひとつの音楽を奏でているかのようです。

川では、子どもたちが魚を追って遊ぶ姿が見られます。長靴を履いて、網を片手に、夢中で水と向き合うその様子に、自然とともにある暮らし

の原風景が垣間見えます。

郡上の水は「ながれる」だけでなく、「つながる」。
雨の日でさえ美しく感じるのは、人と自然が同じ速度で生きているからかもしれません。

今日は、音に耳を澄ませる日。
足元から聞こえてくる小さな水音に、ふと立ち止まってみてください。
その音は、日々のざわめきを洗い流し、心の奥に静けさを運んでくれるでしょう。

水の町には、水の時間が流れている。
そんな一日を、あなたの暮らしのなかにもつくってみてはいかがでしょうか。

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